膀胱炎の治療にはどのような薬が効果があるの?
体型的に尿道と肛門や膣が近い場所にある女性を中心に多く見られる病気として膀胱炎があります。尿意を我慢するから発症するというイメージをお持ちかも知れませんが、実は主に大腸菌などの細菌が尿道から膀胱に侵入し、膀胱内で増殖や感染することによって膀胱炎を引き起こすのが、一般的な膀胱炎の特徴です。つまり、膀胱炎は細菌が原因であるために、治療にあたっては抗生物質や抗菌剤といった内服薬を使用します。
通常、膀胱炎といえば細菌による感染が原因となって発症する急性膀胱炎です。そのため細菌を攻撃する薬が使用されます。例えば、セフェム系薬剤のフロモックス、ペニシリン系薬剤のサワシリン、大腸菌に対して大きな効果を発揮するニューキノロン系薬剤のクラビットやバクシダールといったものが代表的な薬として挙げられます。また、膀胱炎の特徴的な症状である頻尿や残尿感を緩和する対症療法として、膀胱が収縮しにくくなる抗コリン剤や排尿時の痛みを緩和するロキソニンなどの鎮痛剤を合わせて処方するケースもあります。
しかし、様々な種類の膀胱炎の中でも間質性膀胱炎は細菌が原因ではありません。そのため、一般的な膀胱炎の治療で用いられるような抗生物質などを服用しても効果がないのです。間質性膀胱炎の場合はトシル酸スプラタストと呼ばれる抗アレルギー剤が効果があるとされていますが、必ずしも改善されるとは限りません。そのため抗炎症剤や鎮痛剤を膀胱内に注入するという方法をとる場合もあります。
このように膀胱炎と一言で言っても、細菌が原因であるものと、そうでないものによっても処方される薬が異なります。しかし、いずれにしても早めの治療によって早期改善につながるため、膀胱炎ではないかと感じたら、自分で判断するのではなく医師の診察を受けるようにしましょう。